1DAYインターンシップ設計の要点

1DAYインターンシップ設計の要点
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1DAYインターンシップと1DAYセミナーの設計に違いがないケースが多くみられます。
設計に差が無くなる要因は、1DAYインターンシップの位置付けが、採用広報活動の一環として考えられていることにあります。
もちろん、時期的にも、1DAYインターンシップは採用広報活動のミッションを併せ持っています。
しかし、設計においては明確な違いが必要です。
マーケティング用語で「見込み客」のことをリード(Lead)といいます。
一般的な採用広報活動では、リードを個別ではなく、集団で見ていることが多いといえます。
それゆえ、採用広報の施策も自然と、集団に向けたものになっています。
実は1DAYインターンシップでは、そのような設計とは異なり、リードを個別に捉えてフォローする設計がなされていないと、成果を得ることは叶いません。
それが、1DAYインターンシップと1DAYセミナーの違いです。
個別の参加者と接触するための設計なのか、それとも参加者集団と接触する設計なのか。
それが1DAYインターンシップの成否を分けるのです。
では、個別の参加者と接触するための設計とは、どのようなことを意味するのでしょうか。
1DAYインターンシップを企画する時、どうしても当日行うコンテンツのテーマだけに目が行きがちです。
何を伝えるかということももちろん重要ですが、個別リードの観点では、コンテンツのテーマよりも、そこで行われるコミュニケーションのスタイルのほうが重要です。
具体的な例を挙げて見ていきたいと思います。
- 参加者(全体)に挨拶をしたり、説明をしたりする
- 参加者をグループ分けて、レクチャーをする
- グループに何か作業をしてもらい、グループから発表を受ける
- グループや全体にフィードバックをする
これらの行為はどれも集団的であり、個別リードを実現するには不足しています。
これに対して、リードを個別に見ていくためには、1日のコンテンツの中で、次のようなコミュニケーション・スタイルが実現するように、コンテンツの構成を考える必要があります。
- (社員が)個人に向かって話す
- (社員が)個人に向かって質問する
- (社員が)個人から考えや意見を聞く
- (社員が)個人に対してフィードバックを行う
これらを全員に対して行う必要があります。1日あるとはいえ、大変な作業です。
集団リードではなく個別リードを徹底する。
これが1DAYインターンシップの意義だといえるのです。