RDIブログ
RDIの鈴木です。
今回はサッカーのお話です。

今シーズンのJリーグは開幕直後の監督交代が話題になっています。
まず、ガンバ大阪のセホーン監督が第3節終了後に解任、そして川崎フロンターレの相馬監督は第5節終了後に解任されました。J2でも横浜FCの岸野監督が早々に解任されています。さらにマスコミは第6節終了時点で未勝利の横浜Fマリノスの樋口監督も危ないと報じています(ただし資金難で解任はしないという噂も)。
さてここで疑問が浮かび上がります。
果たしてシーズン途中における監督交代は効果があるのでしょうか。
もちろん05シーズンの大分のシャムスカ監督(シャムスカ就任まで22試合で勝ち点19だったが、就任後の残り12試合で24ポイントを稼ぎ出しJ1残留を果たした)のように劇的な効果をもたらす監督もいます。しかしそれはあくまで例外。好例だけを取り上げてはいけません。
まずは同様の事例を取り上げた記事がないか探し、こんな記事を発見しました
サッカーにおいて監督解任は効果があるのか | pal-9999の日記
中身は非常に分かりやすいので読んでもらえるとよいのですが、結論は「監督解任は短期では効果があるが、長期的に見れば何の意味もない」ということらしいです。
結論の根拠として文献を紹介しています。
僕も購入して読んでみました。監督交代の効果について論じた箇所を僕も引用します。(pal-9999さんの引用と同じ箇所です)
「監督の交代はうまくいくものではない」
オランダの経済学者ルート・クーリングはこう言っている。彼は経営トップの交代が企業の成功に与える影響を解明するために、サッカーのオランダリーグを調査した。
すると、1993年から1999年までに28回の監督交代が行われたが、結果として監督交代がいい影響を与えたことを裏づけるものはまったくなかった。クーニングはこう結論づけた。
「ファンとメディアの圧力のほうが、監督交代の効果の見込みより重要な役割を果たしている」
2003年、この結果に対してミュンスター大学の二人の研究者ベルント・シュトラウスとアレクサンドラ・ティッペンハウアーが賛意を表した。彼らは1963年から1998年のデータをもとに、監督交代の効果について検証した。
調査は、監督交代前の12試合と後の12試合を比較するという方法で行われた。その結果、短期的には成績が上向きになることが多かったが、それだけにその後の急降下が厳しいことがわかった。これに対し順調に推移して落ち込むことがあまりなかったのが、「監督を交代させない」チームだった。
「リーグ戦における監督交代」を研究したマティアス・キルタウも同様の結論に達した。新監督は、10戦目までは3ポイント多く獲得するものの、それから効果は消えてしまう。さらに、その短期的な成功も新監督の手腕によるものではなく、監督交代がチームを刺激する「劇薬」として瞬間的に効果を発揮したものだった。
ただ、これをよく読むとシーズン途中の監督交代なのかどうかは言及がありません。監督を代えたチームと監督を代えないチームの比較の方法も不明確です。
また、海外の事例であることから、日本の事例はないのか探してみましたが、見つかりませんでした。
なければ自分でデータを作ってみよう
というわけで、自分でデータを漁ってリーグ途中の監督交代の効果について検証してみることにしました。
検証は、解任前の5試合~10試合程度の成績と、新監督就任後の5試合~15試合程度の成績を比較するやり方とします。
まずはシーズン途中の監督交代がJリーグでどれだけあったのかを調べなければなりません。幸いなことにサポティスタさんに素晴らしい記事が存在しました。
Jリーグ・シーズン最初の監督交代一覧 | サポティスタ
これを元データとして、iPadアプリのJリーグ歴代選手名鑑で過去の試合結果を確認(90年代の結果は公式サイトにも掲載されていませんでした)して自分でデータセットを作成しました。
結果として、対象データが28件抽出できました(抜け漏れあると思います・・)。
- 93〜2011までの19年間のJ1/J2でシーズン途中で監督交代があったのは33件
- うち、2ステージ制を敷いていた時期における1stシーズンと2ndシーズンの間の監督交代は除く(94年の清水、94年の鹿島)
- 開幕5試合未満で解任されたケースは除く(04年セレッソ、06年横浜FC、08年浦和)
また、条件をそろえるために過去採用していた延長戦に突入した試合に関しては全て勝ち点1で計算しています。
シーズン途中の監督交代の効果はあるのか [単純平均の比較]
解任前の5試合と10試合、新監督就任後の5試合、10試合、15試合経過後の平均獲得勝ち点を計算したのが以下の表です。

まず言えるのは、解任前の勝ち点があまりに少なすぎるということです。だから解任されたってことなんでしょうけど・・。
J1が18チーム制(年間34試合)になってからは、J1残留ラインは勝ち点40です。つまり、1試合で平均1.18ポイントくらいは獲得しないといかんわけです。しかし解任前5試合では平均0.893ポイント。これは解任したくなるのも心情的には理解できます・・。
新監督就任後のデータを見ると、解任前より獲得勝ち点は増えています。さらに、解任前は上述の1.18ポイントラインを下回っていたのに、新監督就任後は1.18ポイントを上回っています。このラインは非常に重要です。
また、先程引用した文献のデータとは異なり、交代後10試合よりも、交代後15試合の方が勝ち点が伸びています。短期的ということでもなさそうです。
まだ19年、28件のデータしかないJリーグですが、単純集計では勝ち点が伸び、監督交代の効果があると考えることができます。
シーズン途中の監督交代の効果はあるのか [単回帰分析]
次に、散布図を用いて解任前後の獲得勝ち点を比べてみます。
横軸は解任前の1試合あたりの平均獲得勝ち点、縦軸は新監督就任後の1試合あたりの平均獲得勝ち点です。試合数はそれぞれの軸のタイトルが示しています。例えばpast10avであれば、過去10試合の平均という意味です。

こうして見ると、単純集計による平均の比較とはまた違った見方ができますね。より右下にプロットされているチームほど監督交代がうまくいっていないチーム、より左上にプロットされているチームほど監督交代がうまくいっているチームです。
特筆すべきは左上の05年の大分トリニータです。先述しましたが、劇的な改善ですね。解任前の10試合で平均0.3ポイントだったのが新監督就任後の10試合で平均2.0ポイントです。そして右下の06年の千葉はかわいそうですね。日本代表にオシムさんを引きぬかれたときです。オシムさんのときは10試合で平均1.9ポイントだったのが、交代後は1.2ポイントまで落ち込んでいます。
もう1つ例を出してみます。解任前10試合と就任後15試合のグラフです。

だいたい似たような傾向ですね。例外はありますが、左下から右上にかけてプロットされた点が多くなっています。
そこで統計的に有意な結果が得られないかとデータを分析したところ、解任前10試合と新監督就任後15試合を変数としたケースでは単回帰レベルで有意な結果(1%水準)が得られました。決定係数が低めですがデータが28件しかないので仕方ないです。これからのJリーグの歴史に期待です。
解任前後における勝ち点の計算式は以下の通りです。
新監督就任後15試合で得られる平均勝ち点 = 0.5197 × 解任前10試合で得た平均勝ち点 + 0.8392
統計ソフトRを用いてコールした式

つまり、解任前10試合における平均勝ち点が1.5ポイントだった場合は、新監督就任後の15試合で平均1.62ポイント獲得できるという意味です。
0.5197 * 1.5 + 0.8392 = 1.61925
交代後に獲得勝ち点が増えていますね。
ただし、10試合で15ポイントは34試合で51ポイント換算であり、2011シーズンのJ1でいえば6位に相当します。優勝争いを義務付けられたチームでなければこの成績で解任はないでしょう。
解任前10試合における平均勝ち点が1.0ポイントだった場合は、監督就任後の15試合で1.36ポイント獲得できます。
0.5197 * 1.0 + 0.8392 = 1.3589
1試合あたり1.0ポイントのチームが交代後に1.36ポイントになるのは大きな意味があります。残留ラインは1.18ポイントですから、監督交代すれば残留に近づく可能性が高くなるということですね。
先程の散布図に単回帰の直線を加えた図を添付しておきます。

データから見れば、Jリーグにおけるシーズン途中の監督交代は効果がある
ということになります。同じシーズンの中では勝ち点の上積みが期待できるでしょう。
ただし、そもそもコロコロ監督を代えて良いのか、それで地域に愛される骨太のチームが作れるかと言えばそれは難しいとも言えます。
どうしても今シーズンまずは残留を目指し、新シーズンについては残留してから考える(などということはそもそもあってはならないのですが)、そういうケースには効果があるということができるのではないでしょうか。
Jリーグではまだサンプル数が少ないので、今後も継続して追いかけたいと思います。
RDIの鈴木です。みなさまあけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年はサボりがちだったので心を入れ替えて今年はアウトプットをしようと心がけ、その第一歩としてこうしてブログ書いてます。新年のご挨拶という口実もありますし。
また、普段は歌詞に感銘を受けることはない僕で、会いたくて震えると聞いても特にタマシイ震えないのですが、紅白のレディー・ガガのBorn This Wayの歌詞にはかなり震えました。英語はともかく、またネットで意訳だと騒がれたりしてますが、とりあえず震えた部分を以下に。
小さい頃よくママが言ってた
人はみな生まれた時はスーパースター
化粧台の鏡の前
私の髪をカールし口紅をつけながら
自分を愛するのはいいこと
神はあなたをパーフェクトにつくったの
くよくよしないでいればきっと成功する
私の言葉を信じなさい
私には自分なりの美しさがある だって神様に間違いはないから
私は正しい道を進んでいる こうなるように生まれてきたの
後悔の殻に閉じこもらないで 自分を愛せばうまくいく
僕自身、IBMを辞めて今の仕事をしていること後悔はないし今の道を自分で選んだと腹の底に胆力を込めて言うことができますが、それでもたまにちょっと「大丈夫なのか?」とか感じることがありまして。とはいっても一瞬思うだけですけど。
年末に1年の反省も込めていろいろ考えていたそんなタイミングでガガの歌詞が飛び込んできてものすごい背中を押された気がしたのです。そう、Born This Wayだ、と。

そんな歌詞にも後押しされ、自分の道で進むのにアウトプットしなくてどうする、みたいな気持ちにもなったのです。こうなるように生まれてきたの、と勝手に自分に言い聞かせることにして。
少しだけ昨年の仕事の話をしますと。
昨年はいかにオートマティックに人の行動変容を支援できるか、ということにチャレンジしました。もちろん、人が直接支援した方がパッションも伝わりますしコーチングみたいなこともできますので行動は変容する可能性が高くなると思います。しかしそれではどうしても一部の人にしか支援できないことになります。そこで仕組みに頼ることになるのですが、それをどこまで効果的、効率的、魅力的なものに昇華できるか。まだまだ発展途上のチャレンジなのですが、なかなか刺激的で奥が深いプロジェクトになっています。これはいずれまた、というとまたサボりがちになるのですが必ず、紹介したいと思います。
本もいくつか紹介したいものがありますし、運動もたっぷりしたのでその紹介も復活できれば。
最近読んでいる本
『Rによるやさしい統計学』 山田 剛史、杉澤 武俊、 村井 潤一郎 オーム社
統計処理を自分でできるようになりたいと思って、フリーの統計ソフトRを最近使ってます。その導入として、Rの使い方はもちろん、統計とは何か、の理解までこの一冊である程度のところまでは理解できるようになります。
最近の運動
3月11日に京都マラソン走りますので、がんばって走り込み中です!
RDIの鈴木です。

恒例となったラーメン大好き鈴木さんによるおいしかったラーメンランキング。2010年下半期編を遅ればせながらお送りしたいと思います。
2010年下半期のラーメン記録を見返すと、限定ラーメンを提供するお店が増えましたね。これまでは限定は番外編として紹介してきましたが、もうそれはやめます。限定も含めてマイベスト10!いってみましょう!
●第10位 麺屋33 [最寄り駅] 神保町 [食べたもの] 丸鶏旨味そば(醤油) 丸鶏旨味そば(塩)
あっさり鶏ベースの熱々スープに丸麺の旨味十分なラーメン。塩には海老風味の油が追加されて香ばしさ満載。醤油は、醤油としての味が濃い目ながら甘さもありくせになる。店員さんの態度も抜群。24時までやっているところもナイス。
●第9位 俺の空 [最寄り駅] 高田馬場 [食べた物] 浸け豚そば
スープに潜んでいるほぐれた豚肉が何よりのトッピング。麺にからんでジューシーな仕上がりに。豚骨魚介系の王道系つけ麺屋が雨後の筍のように増える中、異彩を放ち続ける馬場の名店。味が濃い目のつけ麺を提供しているお店(やすべえとか三田製麺所とか風雲児とか)はラーメンがほどほどであるのに対し、俺の空はラーメンも抜群。
●第8位 前略っ。まるきゅう [最寄り駅] 池袋 [食べたもの] 鶏煮干しつけそば
鶏ベースなんだけど、あっさりではなくドロドロスープで塩味。そしてほのかに香る煮干し。醤油味でこの手のつけ麺は多いけど、塩でも十分にできることを証明してくれている。本日の裏そばと称して毎日異なるメニューを提供する研究熱心なところもすばらしい。
●第7位 みそや林檎堂 [最寄り駅] 東中野 [食べたもの] 味噌ラーメン
僕の中で殿堂入りといってもいい最高級味噌ラーメンのお店。濃い目の味噌ではくるりやど・みそを上回っている。味噌が濃くてスープがドロドロして、麺を食べ終わる頃にはスープもほとんどなくなっている。別売りの味玉は、素材として素晴らしいタマゴを使っていることもあり、僕が食べた中では今は亡き新橋の勇の味玉と並んでNo.1。
●第6位 AFURI [最寄り駅] 原宿 [食べたもの] 冷やし柚子塩麺
恵比寿の名店が原宿に進出。もともと柚子塩麺で有名で、あのあっさりしたラーメンは冷やしにしても絶対旨いこと間違いなし、ということをまさに証明してくれた。基本形は普段の柚子塩麺と変わらず、追加で柚子のピュレが乗っている。これだけで不思議と涼しさが表現されるし、スープに溶けても味が広がって旨い。
●第5位 ajito [最寄り駅] 大井町 [食べたもの] ピザソバ
通常メニューのつけ麺ロッソも食べたが、やはりajitoといえばピザソバ。まぜそばのすばらしさを僕に気付かせてくれたメニューでもある。食べればびっくり、本当にピザの味。トマトにピーマンにチーズにアンチョビ。そして麺を食べ終わった後にはオプションでご飯を足してリゾットに。これまたリゾット単体としても勝負できる旨さ。
●第4位 特級中華そば凪 [最寄り駅] 西新宿 [食べたもの] すだちの冷やしそば
普段は煮干しを凝縮したラーメンを提供している凪が夏季限定で提供したすだちの冷やしそば。スープはおそらくタレなしで煮干しのだしのみ。だけど煮干しの味が十分に出ていて、これを冷やしてすだちとあわせるなんて粋じゃないか。定番の細麺とともに全てが控えめで主張せず、全体の調和として訴えかけてくる。
●第3位 旬麺しろ八 [最寄り駅] 新宿御苑前 [食べたもの] 冷やし鯛ラーメン
これまで食べた冷やしラーメンの中では最高峰。冷やしつけ麺はもともと蕎麦なんてその類だし作りやすいのかもしれないけど、スープに浸かっているラーメンというジャンルで冷やしは難しそう。AFURI、凪の冷やしラーメンもよくできていたけど、旬麺しろ八の冷やし鯛ラーメンは群を抜いていた。このおいしさは、コーンスープが温冷どちらもおいしいのと同じ仕組みな気がする。塩でコントロールして味はしっかりしている中でも、あっさりとした味わいを出すためのだしを強めにしている。しろ八らしく、旬の野菜てんこ盛りなのもGood。ズッキーニ、トマト、オクラ、山芋は(野菜が苦手の)僕でも食べられた。
●第2位 鮎ラーメン [最寄り駅] 二子玉川 [食べたもの] 鮎涼ラーメン
メニュー名から冷たいラーメンと思っていたが、つけ麺。なんとつけダレは鮎のだしで作ったゼリー状のものが竹筒に入っている。ダシのかたまりみたいなもので、濃厚且つ冷たくてこれだけでとりこになる。そしてゼリーがなくなったら二番だしの冷たいスープが急須に入っているのでそれを足して食べる。二番だしとはいえ、十分濃厚な味わい。トッピングは鮎まるごと一匹、そしてご飯もついていて、ご飯の上には鮎フレーク。まさに鮎づくしの一品。
●第1位 覆麺智 [最寄り駅] 神保町 [食べたもの] たらば蟹の塩ラーメン
覆麺智(旧店名:覆麺)2周年記念で赤字覚悟で提供してくれる渾身の一杯。たらば蟹10キロ、鶏5羽、魚介たっぷりでダシだけでご飯3杯はいけるんじゃないかというくらい、濃厚。トッピングに蟹肉入りワンタン。1時間並んでようやくありつけた。一条さん(がんこラーメンの総本家で覆麺智の店主だったけど現在四ツ谷三丁目のふわふわの店主)が作る悪魔ラーメンもたまらなく大好きだけど、この手の贅沢な食材を使ったラーメンも本当においしい。
こうして並べてみると、夏に食べた冷やし系に感銘を受けているようです。これまで食べたことない味がやっぱりおいしく感じるんだなぁ。もはや平面で評価できていない自分がたまに悲しいけど、これからもラーメン道を追求し続けますよ。たぶん今年は油そば(まぜそば)が流行る予感。すでに3ヶ月間で多くの油そばを食べていておいしいお店も発見しています。2011年上半期ランキングに入ってくること必至!乞うご期待!
あわせてどうぞ
2009年おいしかったラーメン ベスト10+2
2010年上半期おいしかったラーメンベスト10+2
RDIの鈴木です。
かなり前のことになりますが、実は今年の東京マラソンで初めてサブ4を達成しました。ネットタイム(スタート地点を通過してからゴールまでのタイム)で3時間59分16秒でしたのでギリギリですが。笑

個人的にはサブ4を目標に走りましたので大変満足のいく結果でした。この満足のいく結果が生まれたのは、レースまでの練習や当日の準備、レース運びなどが概ね思い通りにいったことが要因にあると思っています。
そこで、誰かの役に立てばと、サブ4達成までに僕が実施したことを紹介してみようと思い立ち、エントリーを作りました。
ただ、もちろん僕は専門家ではないので、方法論は語れません。これは、ある一人の素人ランナーが「こうやったらサブ4達成した!」という経験に基づく方法の紹介です。そのつもりで読んでいただければと思います。
ラン歴紹介
今回で5回目のフルマラソンです。
- 1回目:約10年前にノリでフルマラソンに参加してみました。ほぼ練習なしですが、サッカーでよく身体は動かしていたのでいけるんじゃないかという淡い期待はもちろんズタズタに切り裂かれ、終わってみれば最後はほぼ歩きっぱなしの5時間28分でした。
- 2回目:6年ほど前に参加しました。もちろん1回目よりは練習したのですが、25キロあたりで太ももの裏をつってしまい、残念ながら歩く羽目に。4時間48分でした。
- 3回目:3年前です。ある程度練習をして、4時間30分と絶対に歩かないことを目標に走りました。結果として4時間28分で1回も歩きませんでしたので、このときとしては満足いく結果でした。
- 4回目:2年前。またほどほどに練習を積み、4時間13分(6分/キロ)を目標に走りました。歩くことはなかったのですが、終盤失速して4時間18分で悔しい想いをしました。
- 5回目:そして今年。ついぞサブ4達成。素人ランナーの登竜門はクリアしたのではないかと思っています。
ちなみにハーフは何度か走ったことがあり、1時間48分が自己ベストです。
サブ4に向けた具体的な練習
上記のように、これまでの記録は4時間18分でした。マラソン大会に出ると大体上位35%~45%くらいに入るくらいでしょうか。この辺り、かなりのボリュームゾーンで、同じような成績の方がかなりいらっしゃるのではないかと勝手に思っています。
それまで僕の練習の特徴はこのようなものでした。
- 大会5ヶ月前くらいから練習を始め、多くても100キロ/月程度
- 1回の練習は長くても15キロ、大体10キロ程度
- 走るときは5分~5分40秒/キロのペース
フルマラソン3回目も4回目もこのような練習で臨んで共に終盤失速してしまいました。もちろん、練習回数を増やせばいいのですが、多くのサラリーマンがそこまでの時間を割くことが難しいのではと考えています。少なくとも僕は、たぶん月に10回練習できれば良い方です。そこで、僕が単純に変えたのはただひとつ。
1回の練習で走る距離を伸ばす
これだけです。
これまでは長くても15キロくらいのランでしたが、15キロランを基本として、体調がよくなければ10キロに抑え、体調がよければ20キロ超を練習に取り入れました。というのも、タイムが伸びない原因が、レース終盤の失速にあることが多かったからです。ハーフで1時間48分が出せているので、筋力さえ続けばサブ4は出せるのではというのが僕の考えでした。
この練習法で今年の東京マラソン本番の2月28日までの5ヶ月間、具体的にどれくらい走ったのかが下記です。
10月:108キロ
11月:53キロ
12月:75キロ
1月:135キロ
2月:64キロ(本番除く)
え?それしか走ってないの?と思われるかもしれませんが、それしか走ってないです。仕事の忙しさや天候などによって月ごとにかなりバラつきも発生します。でも仕方ないです。大体みなさんもバラつきますよね!?
4時間18分を出していた頃と、練習の総量はあまり変えていません。本当に変えたのは、1回に走る距離を長くした、この1点のみです。
当日の準備
レース当日の服装や持ち物のことなどで、今回特に気をつけた点のみご紹介します。
●捨てても差し支えない長袖を上に着て待機
東京マラソンは待機の時間が他のレースに比べ長い上に、真冬なのでとても寒いです。待機の間に身体を冷やさないように、薄手のスウェットを羽織って待機しました。褒められたことはないと思いますが、レース途中で暑くなったらこれは廃棄します。このおかげで身体が冷えなくて済みました。
●雨合羽着用
今年の東京マラソンは大雨でしたので、雨合羽を事前に購入しておき、レース開始後しばらくかぶって走りました。上述のスウェットを廃棄するときも、雨合羽を一旦脱いでスウェットを廃棄し、もう1度雨合羽を着ました。雨、ずっと降り続いていたものですから。もちろん全部走りながらの所作でしたが問題なくできました。
●エネルギー源の準備
軽くて高カロリーのゼリー状の飲料と、ブドウ糖のタブレットをウエストポーチに入れていきます。ゼリーは5つで、パワーバー3つとサバスを2つにしました。
●トイレ対策
レース中にトイレに行きたくなると大幅なタイムロスですのでこれは避けなくてはなりません。大抵走り始めれば汗で流れ出ますので気をつけなくてはならないのはレース前の待機の時間に催すことです。もちろん、直前にトイレに行くというのも大切ですが、待機場所のトイレは大変混みますので、並ぶのが面倒です。そこで僕が取った対策は、レース当日の朝からあまり水分を取らないということです。当日はそわそわして落ち着かないのでどうしてもペットボトルを口に持っていきたくなるのですが、ぐっと我慢しました。当然最低限の補給はします。ただ、これはレースにもよりますが東京マラソンは寒い上に5キロでもうエイドステーションがありますので、そこで補給すれば何ら問題ありません。
レース運び
これまでは、後半に失速するのは当たり前だという考えのもと、ハーフ通過時点でのタイムを目標タイムの半分よりも速いタイムに設定していました。その結果、前半は思うとおりのレース運びができるのですが、後半の失速が予想を大幅に越えてしまうことがありました。そこで、今回は初めて、後半に巻き返す作戦にしてみました。具体的には、ハーフ通過時の目標タイムを2時間1分に設定し、サブ4を目指すというものです。東京マラソンは後半にアップダウンが多いので不安もありましたが、結果的にこれが功を奏しました。
これがサブ4達成時の5キロごとのスプリットタイムです。
0-5キロ:29分01秒
5-10キロ:28分23秒
10-15キロ:28分10秒
15-20キロ:29分00秒
20-25キロ:28分54秒
25-30キロ:28分42秒
30-35キロ:28分27秒
35-40キロ:27分08秒
40-FIN:11分31秒
ハーフ通過タイム:2時間00分47秒
フルマラソンでもっともきついと言われる35キロ過ぎからがなんとベストラップ。実際最後までかなり快適に走ることができて、しかも比較的冷静だったので「次の1キロを5分25秒で走れば貯金が10秒できて・・」みたいなことを計算しながら走っていたことを覚えています。ハーフ通過タイムも作戦通り。まさに僕にとって会心のレースでした。
まとめ
結局、重要だったのはこの3点に集約できるのではと思っています。
- 1回の練習で走る距離を長くする
- レースの待機時間に身体を冷やさず、トイレ対策もしっかりと
- 前半抑えて、後半勝負
ベースとして4時間20分~30分で走ることができる素地がある方でサブ4の壁を破れないという方の参考になれば幸いです。
次は3時間50分あたりを目標に、できれば東京マラソン、落選したら荒川マラソン(板橋Cityマラソンに改題)あたりを走る予定です。
市民ランナーのみなさん、いっしょにがんばりましょう!
RDIの鈴木です。
前回ラーメンのエントリーを作ったところ思った以上に好評(?)だったので調子に乗って半期ごとに紹介することにしました。正直、1年に食べたもののうち10杯しか紹介しないとなると選ぶのに困りまくりますので、半期ごとくらいの方が僕も選びやすいです。笑
さて早速いきます。
●第10位 インディアン [最寄り駅] 蓮沼 [食べたもの] 支那そばと半カレー
ラーメン自体はあっさりというには薄すぎる変哲のない塩味。だけどご主人自慢のカレーといっしょに食べるとあら不思議。カレーの味が口の中に残っているのでラーメンの味の薄さが絶妙に感じる。セットで頼んで初めて味わえる絶妙のコンボ。
●第9位 龍の家 [最寄り駅] 新宿 [食べたもの] つけ麺(もつ)
九州とんこつのつけ麺の中では最高峰。焦げた馬油のようなものをスープに入れ味をかなり濃くしてあるのでつけ麺でも問題なくいける。メニュー名にある通り、本当にもつがスープに入っている。食後はライスを入れて雑炊に。味の濃さが気にならなければ、とんこつ好きにはたまらない。
●第8位 みそや林檎堂 [最寄り駅] 東中野 [食べたもの] 林檎堂の中華そば
前回に続いてランクイン。ただし今回は新メニューの中華そば。醤油味なのでもはや店の看板とは関係なくなっているけど、これがまた旨い。中華そばをうたっているのだけど実態は濃い目のドロッとした魚介系を使った醤油。そしてこの濃厚スープに細麺をあわせてきている。トッピングの水餃子も皮がもちもちしておいしい。このお店は味噌ラーメン、つけ麺、中華そばのどれでもハイクオリティ。
●第7位 鶏そば専門店 前略っ。まるきゅう [最寄り駅] 池袋 [食べたもの] 鶏つけそば
こちらも前回に続いてランクイン。ただし2009年は「前略っ。つけそばまるきゅう」という屋号だったが鶏そば専門店にしてつけ麺だけでなくラーメンも提供する形態に変更している。鶏そばといってもあっさり透明のスープではなくて、味を濃い目にした塩ベースのとろみがかかったスープ。塩でつけ麺を作る場合は薄いと物足りず、濃いとしょっぱくなりすぎてしまうのでバランスが難しいがまるきゅうはそのバランスが秀逸。もちろんラーメンもおいしい。
●第6位 俺の空 [最寄り駅] 高田馬場 [食べたもの] 浸けぶたそば
馬場の名店が堂々とランクイン。開店当初は行列が絶えず入店まで1時間なんてこともざらだったけどブームが去ったので比較的容易に入店できるように。巷で流行りに魚介系のつけ麺とは一線を画し、魚介を使いつつも豚を押し出してきている。スープの中にもトロトロに煮込んだ豚の切れ端が入っており、これが麺に絡んでくるので豚の凝縮した味が常に楽しめる。濃厚系が好きだけど六厘舎や風雲児、やすべえ、TETSUなどと違ったつけ麺が食べたいという方は是非お試しください。
●第5位 麺処 びぎ屋 [最寄り駅] 学芸大学 [食べたもの] 醤油ラーメン
あっさりを追求した醤油ラーメン。ここ数年つけ麺のブームで濃厚系が目立つようになった反動か、2010年はあっさりが盛り返してきているように思える。その先鋒を切って走るのがびぎ屋。鶏がらをベースにした透明スープに、ほのかに香る魚介系。そして収まりのよい細麺が主張せずにスープの味を引き立てる。あっさりとした味わいながらも、ダシや麺の工夫で濃縮された体験をラーメンに込めている至高の一品。
●第4位 西尾中華そば [最寄り駅] 駒込 [食べたもの] 中華そば
引き続きあっさりラーメンがランクイン。中華そばと呼ぶにふさわしい、醤油っぽさ満載の色の透明スープに、トッピングはチャーシューと細めの豆もやしのみ。麺は極細で、それでいてコシがある。この透明スープにはやはり細麺があいますね。昔ながらの中華そばの良さを残しつつ、味わいは上品な醤油という新旧の特徴が融合したラーメン。
●第3位 いちばんや [最寄り駅] 自由が丘 [食べたもの] 三年熟成醤油ラーメン
あっさり醤油の最高峰。あっさりした中にも凝縮した旨味が活かされている、まさに熟成の味。あっさりにしながらも淡白さを排除し、口に運ぶと一瞬濃厚かのような錯覚に陥る味わい。ほのかに唐辛子が練りこまれたスープは食べ始めると止まらなくなる。細麺は適度にコシがありあっさりスープにベストマッチ。僕が今年の上半期で食べたあっさり醤油の中でベストです。白醤油というメニューも劣らずおいしいので是非お試しあれ。
●第2位 塩らーめん 本丸亭 横浜元町店 [最寄り駅] 元町中華街 [食べたもの] 本丸亭塩ラーメン
透き通った黄金スープは鶏がらを使った至福の塩味。塩味のお手本のような絶妙のスープですねこれは。濃すぎず薄すぎず、鶏のダシを最大限引き出して塩で味を整える、そんな感じ。麺は珍しく縮れ平麺。縮れているので歯ごたえがあり、まさにもしゃもしゃ食べるような感覚。魚介系の塩であればくじら軒などのようにおいしいお店は出会ったことがあるけれど、鶏がらの塩でここまであっさりしていておいしいのは初めてかも。一口目で「これは旨い!」と思いました。また絶対に食べたい一品です。
●第1位 ajito [最寄り駅] 大井町 [食べたもの] ピザソバ
2010年上半期の第1位はajitoのピザソバです。正直、これを1位にしてよいものか悩みました。ちょっと異分野、異次元の食べ物のような気も・・。しかしこれも立派なラーメン。おいしかったことに変わりはないので1位にしました。その名の通り、ピザ味の和え麺です。チーズ、トマト、アンチョビ、タマネギ、ピーマンなど具はピザそのまま。これに太麺を混ぜて、チーズと絡めながら食べます。これが実に旨い。そして間違いなくピザの味がするのです。こんな変わりものを考えただけでMVPものですわ。食後には追加でライスを注文し、リゾット風にして食べられます。これも、リゾットとして普通に勝負できますよ。他にもおもしろいメニューを考えて提供してくれているので、大井町に行ったら是非ともajitoへ。
2010年はあっさり系のお店が少し流行り始めたように思います。引き続き濃厚系もブームが続いていますが、おそらく後半には陰りが見え始めるのではないかと思っています。濃厚系は食べ過ぎると飽きますが、あっさり系(でおいしいの)は何度食べても飽きないので、本当においしいあっさり系が増えればブームはしばらく続くと思います。
また、この夏は冷やしラーメンが例年以上に提供されています。既にいくつかはいただきましたが、夏本番はこれからなのでもっと食べに行きたいと思います。いい冷やしがいくつか見つかれば、夏の冷やしラーメンの特集でも組もうかな・・。
最後に、期間限定のラーメンでおいしかったものを2つ紹介します。本当においしかったのでランキングでも上位に入ること間違いなしですが、紹介してももう販売していない可能性が高いので番外編という形にしました。
●●おまけ
番外編① 麺屋宗&SOU [最寄り駅] 中目黒 [食べたもの] 生姜塩そばソルジャー
ソルトとジンジャーでソルジャーですね、きっと。ベースは塩で、その中に刻み生姜におろし生姜がたっぷりと。身体が温まりますわ~。もともとここの塩はあっさりしていておいしいので、そのベースがあってこそだろうけど、生姜が思った以上に活きてます。トッピングも珍しく、揚げニンジンに揚げレンコン、揚げ山芋、鶏団子に水菜。和風な仕上がりが生姜を引き立てているというのもあるかな。麺は細縮れ麺でコシがあって旨い。変り種ながら、こういうのがもっとあってもいいと思うような、むしろ定番にしてほしい一品。
番外編② 鶏そば専門店 前略っ。まるきゅう [最寄り駅] 池袋 [食べたもの] 海老油そば
ここは毎日「本日の裏そば」として日替わりメニューを提供しています。たまたま訪れた日の裏そばが海老油そばでした。中華料理の、海老のXO醤炒めをそのまま油そばに押し込んだような香り。これまで食べた海老を使ったラーメンの中で、もっとも海老の良さを活かしている気がする。麺に絡んだ油は、海老の香りがそのまま移っていて光り輝く麺が神々しく感じるほど。トッピングに蒸し海老が乗っているけど、これはインパクトはなく、むしろ見えない海老が丼の中で踊っているかのよう。食欲をそそる食感と味であっという間の完食でした。
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